2015年2月24日火曜日

CentOS6.6にNginx1.6.2をインストール

概要

CentOSの6.6にnginxをインストールしてみました
nginxの安定ビルドの最新版をyumでインストールします

環境

  • CentOS 6.6 64bit (Final)
  • nginx 1.6.2 stable

インストール

リポジトリの追加

rpm -Uvh http://nginx.org/packages/centos/6/noarch/RPMS/nginx-release-centos-6-0.el6.ngx.noarch.rpm

CentOS6用のリポジトリを追加します
5系や7系をお使いの場合はインストールするリポジトリも異なるので気をつけてください
リポジトリを削除したい場合は
rpm -e nginx-release-centos-6-0.el6.ngx.noarchで削除できます

nginxのインストール

yum clean all
yum -y install nginx

でインストールは完了です
ついでにバージョンも確認してみます

nginx -V

nginx version: nginx/1.6.2
built by gcc 4.4.7 20120313 (Red Hat 4.4.7-3) (GCC)
TLS SNI support enabled

最新版は1.7系ですが、yumでインストールした場合は安定版がインストールされるようです

起動

service nginx start

停止はstopにすればOKです
yumでインストールすると起動用のスクリプトも作成されるのでserviceコマンド経由で起動できます

とりあえず起動してhttp://hostname/にアクセスすると「Welcome to nginx!」という見出しの画面が表示されると思います

設定ファイル

主な設定ファイルだけ紹介します

  • /etc/nginx/nginx.conf
    nginx全体の設定を管理します
    デフォルトでは起動するユーザや起動するワーカーの数、ログの場所などが設定されています
    nginx全体の設定を変更したい場合にはこのファイルを修正します
  • /etc/nginx/conf.d/default.conf
    80番ポートでLISTENするhttpの設定を管理します
    このファイルはnginx.confから呼び出される設定ファイルです
    デフォルトではconf.d配下に各ポートごとの設定ファイルを配置することで各ポートごとの設定を管理します
    nginxはブロックと呼ばれる単位で設定を記載していきます
    serverブロックが80番などのポートでLISTENするための設定になります
    また、ルートにアクセスした際のコンテンツを管理しているデフォルトのディレクトリ(所謂、ドキュメントルート)ですが/usr/share/nginx/htmlになっています
    この配下にindex.htmlがありこれがルートアクセス時にこれのindex.htmlが表示されています
    その他の基本的な設定を知りたい場合はビギナーズガイドを見たりググったりすればある程度わかると思います

設定の再読み込み

例えばLISTENするポートを81番に変えたいとします
default.confのlistenの部分を81に変更します

diff default.conf default.conf.back
2c2
<     listen       81;
---
>     listen       80;

設定を変更したら

nginx -s reload

とすることで再起動をせずに設定を再読み込みすることができます
試してに80番ポートにアクセスしてみるとアクセスできずに81番だとアクセスできることが確認できると思います
http://hostname:81/

最後に

今回の紹介は以上です
単純にインストールしただけでしたが、nginxは他にも便利な機能をたくさん持っているので興味のある方は調べてみるといいと思います
自分も(今更ですが)別の機能を試したらまた紹介したいと思います

Tips

  • シンボリックの参照を追従する方法
    /etc/nginx/conf.d/default.conf に以下を追記し設定を再読み込みする
server {
    disable_symlinks off;
    ...
}

参照元のファイルへのディレクトリがすべてnginxのワーカープロセスから読み込み可能であること(644や755になっていること)
対象のファイルだけではなくディレクトリも含めてすべてであることに注意

参考サイト

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