2015年2月25日水曜日

CentOSにRabbitMQをインストール

概要

過去に試してみたのですが改めてインストール手順をまとめてみました
前回はChefでレシピからインストールしましたが今回はChefを使わずコマンドベースで順次インストールしてみました

環境

  • CentOS 6.6 64bit (Final)
  • RabbitMQ 3.4.4
  • erlang R14B04 (5.8.5)

インストール

erlangのインストール

RabbitMQを使うためにはerlang R13B-03以上が動作する環境が必要です
erlangのパッケージはEPELで公開されているのまずEPELのリポジトリを追加します

EPELリポジトリの追加

rpm -Uvh http://download.fedoraproject.org/pub/epel/6/i386/epel-release-6-8.noarch.rpm

インストールするバージョンに気をつけてください
RabbitMQの公式からもリンクされているページに各バージョンごとのEPELリポジトリのインストール方法が記載されているので確認してください

erlangパッケージをyumでインストール

yum clean all
yum -y install erlang

大量の依存性解決が発生すると思います
インストールが完了したらバージョンが表示されることを確認してください

erl -version

Erlang (SMP,ASYNC_THREADS) (BEAM) emulator version 5.8.5

erlangのインストールはこれで完了です

RabbitMQのインストール

rpmコマンドでrabbitmq-serverのインストール

公式で公開されているrpmを使ってrabbitmq-serverをインストールします
バージョンは変更している可能性があるので公式で適宜確認してください

rpm -Uvh https://www.rabbitmq.com/releases/rabbitmq-server/v3.4.4/rabbitmq-server-3.4.4-1.noarch.rpm

インストールが完了するとrabbitmq-serverrabbitmqctlというコマンドが使えるようになっています

バージョンを確認してみましょう
一度起動する必要があります

service rabbitmq-server start
rabbitmqctl status | grep running_applications

{running_applications,[{rabbit,"RabbitMQ","3.4.4"},

起動スクリプトも作成されているので必要であればchkconfigでrabbitmq-serverをonにしてください

chkconfig rabbitmq-server on

起動

バージョンを確認するのに起動していると思いますが以下のコマンドで起動できます
停止する場合はstopにします

service rabbitmq-server start

管理画面を表示するプラグインの追加

これはインストールしたら絶対にやったほうがいいと思います
RabbitMQにはプラグイン機構がありプラグインを有効にするだけで簡単に機能を追加することができます

rabbitmq-plugins enable rabbitmq_management
service rabbitmq-server restart

プラグインをenableにしたらrabbitmq-serverを再起動しましょう
rabbitmq-plugins listというコマンドを実行すれば現在有効になっているプラグインの一覧を確認することができます

guestユーザでログインできるように設定する

いつからのバージョンからかデフォルトで用意されているguestユーザがリモート環境からアクセスできずlocalhostからのみアクセス可能になっていました

セキュリティの観点からだと思いますが/etc/rabbitmq/rabbitmq.configに以下を記載することでguestユーザがリモートからアクセスできるようになります

[{rabbit, [{loopback_users, []}]}].

設定ファイルがない場合は作成してOKです
記載したらrabbitmq-serverを再起動しましょう

管理画面にアクセスしてみる

管理画面が有効になっているか確認してみましょう
http://hostname:15672/
にアクセスします

認証画面が表示されるのでUsernameとPasswordに guest/guest と入力してください
デフォルトで作成されているguestアカウントでログインします

ログインできればあとはここからキューを作成したりメッセージを飛ばしたりすることができます

とりあえずこの管理画面を表示するまでがインストールの一覧の流れかなと思います

最後に

紹介は以上です
過去に紹介した記事と同じような内容になってしまいましたがguestユーザのACLに関しては前回紹介していなかったと思います

おそらくChefのレシピでインストールしてもyumとrpmを使っていると思いますがちゃんとインストール方法を理解しておくのも大事かなと思います

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